PDCAチームマネジメント研修
1.マネジメント(PDCAを回す)とは
- マネジメントとは 管理すること?
金・もの・品質は管理できるが、人は管理できる?
限られた経営資源(特に人)を「やりくり」すること - マネジメント(やりくり)の3原則
第一の原則:周囲の強制することではなく自分が変わる
第二の原則:成果を上げるためのツール
第三の原則:人材育成のためのツール
2.マネジメント(PDCAを回す)の基本とは
基本①影響力の輪を広げていくこと→レベル1(個人の頑張り行動)
→レベル2(相手を巻き込んで、影響を与える行動)
→レベル3(チーム、部署、会社全体を巻き込んで影響を与える行動)
基本② 細かな行動に着目すること
心構えでなく、当たり前行動に着目する
基本③ 習慣にする/させる
能力とは良い習慣
3.マネジメント(PDCAを回す)の実際
ポイント1:タイプに応じて、うち手は異なるタイプA:新人や力量の低い部下
タイプB:ある程度仕事ができる人材
ポイント2:できるリーダー/できないリーダー
7つの場面に応じた対応行動の実際
① 始業前
② 仕事中
③ 同行
④ 部下との面談・ミーティング
⑤ お昼休み
⑥ ミスやトラブル
⑦ 終業時間
ポイント3:部下ノートとは
自分自身・チームメイト・お客様等の性格分析を記録し続けることにより、
「人に対する洞察力・判断力」を練成することが可能。
4.PDCAカードの活用(習慣にする)
社員の提案活動を活発にする仕掛け
速効問題解決技法『速効問題解決技法』とは何か?
GEで実施されている全員参加型の問題解決手法のこと
・ソニーでは「速効問題解決法」
・バンダイでは「BBS(バンダイブレークスルーセッション)」
『速効問題解決技法』の目的
全員参加型で結論を出す!
<狙い>
◆ 全員参加型で現場の問題を解決する
◆ 短時間でたくさんの意見アイデアが出てくる
◆ 前向きな議論で実行への責任感が生まれる
良い習慣を身に着ける方法論
概要
「習慣」は才能をしのぐスキルや技術を習得することも大切ですが、先輩社員や上司が身に付けているすばらしい基本ビジネス行動を、繰り返し繰り返し真似して自分自身の癖にすることが最も重要です。
人は「習慣」を変えるためには最低でも3ヶ月~6ヶ月間程度の期間が必要と言われています。今までの古いものの見方を捨て、新しい行動様式を取り入れ、意識しなくともできるようになるための準備期間と言えるでしょう。
特に若手社員が、この良い習慣を身につけるコツを習得ことができれば、彼らの将来の成功は約束されたも同然でしょう。なぜなら、習慣は才能をしのぐからです。
習慣作りのすすめ ~能力とは『習慣』に他ならない~
対象
◆ 新入社員◇ 中堅社員
◇ 幹部社員
目的と効果
◆ 自分自身の行動をまず変える◆ 良い習慣を身に付ける方法を習得する
—そもそも人の能力(コンピテンシー)はどうやったら伸びるのか?
能力(コンピテンシー)とは良い「習慣」に他ならない
基本的なやり方手順
<ステップ(1)>気付く■ 勉強会・研修の実施
まずは気付きのプログラムを
自分自身の仕事ぶりや行動を変えなければならないことを「気付かせる」ような場つくりが必要です。そのやり方も、上司や先輩、講師が持論をとくとくと語ったり、本人に強制したりするのではなく、同じ悩みを持つ新人たちが常日頃の自分たちの行動を自由に語り合えるような場を創出することが大事です。ここから得た気付きは自己変革のための火種となります。
全員が同じ本を読んで、意見を述べ合うということも同様の効果につながります。
<ステップ(2)>行動改善目標を立てる
■ まずは本人に自由に書き出させてみる
勉強会研修のまとめとして、その日のうちに行動改善目標を作成します。日々の具体的な行動改善こそが、その人の能力を育成することにつながるからです。行動改善目標といっても大それたものは必要ありません。下記のような、自分自身の業務に直結する具体的で泥臭い目標です。
計画性を付けたい人の場合の行動改善目標
『毎週月曜日の朝は7:30分から30分間、1週間の行動計画を立てる。そのためには月曜日はいつもよりは1時間早く起きる』
■ 次に、目標の内容が行動になっているかどうかをチェックする
目標の意味が良く分からず、意欲や結果を書き出してしまいがちなので、目標が具体的な行動になっているかどうかチェックします。
<ステップ(3)>定期的にチェックする
習慣つくりのサポートツールとして、レポートを活用します。よしこれをやってみようと決意しても、いつの間にか気持ちが薄れてしまうものです。レポートはこういう現象を初期の高い志に戻してくれる働きをします。
◎行動改善目標ふりかえりの記入例
◆ ふりかえりレポートは添削して返却する
このステップの繰り返しが、良い習慣=実力を形作るのです。はじめてみませんか。